旧WiMAXとは?

WiMAXとは、無線通信規格の一つです。専用の端末を利用することでどこでも高速通信でインターネットを楽しむことができます。

旧WiMAXは、光ファイバーやADSLなどの有線でのブロードバンドの敷設が困難な郊外や山間部などに対して、無線ブロードバンドアクセスを提供するための技術として2004年6月に開発されました。

このWiMAXは、どこでも使えるWiMAXではなく、有線のブロードバンドを敷設できない自宅や会社に、代わりに無線の電波を受ける装置を取り付けてインターネットができるようにするための技術であり、「固定WiMAX」と呼びます。

その後、移動無線通信に対する時代のニーズが高まり、専門のグループが設置され、2005年12月にモバイルWiMAXが開発されました。

日本では、このモバイルWiMAXの技術をベースとして、大手電気通信事業者・KDDIの子会社であるUQコミュニケーションズ株式会社が2009年7月に無線データ通信サービス「UQ WiMAX」を正式リリースしました。

WiMAX2+とは?

WiMAX2+は、2013年から始まったサービスです。WiMAX2+はWiMAXの進化版で、WiMAXよりも通信速度などが高速化し、次世代のWiMAXとして各プロバイダから提供されています。

現在、WiMAXを契約する人は基本的にこちらのWiMAX2+を契約する形になります。

WiMAX2+とWiMAXの違いを比較

旧WiMAXはサービスが縮小し、2018年3月にWiMAX回線は終了してWiMAX2に完全移行すると言われています。

 WiMAXWiMAX2+
提供開始日2009年2月26日2013年2月31日
提供終了日2018年未明現状は終了予定なし
最大下り通信速度13.3Mbps708Mbps
最大上り通信速度15.4Mbps75Mbps
通信制限なし3日で10GB、月間無制限

通信速度

WiMAX2+とWiMAXでは通信速度に大きな差が出ています。WiMAX2+の方が50倍も速いです。WiMAX2+は後発組ですので、旧WiMAXよりも当然に速度も進化しています。

40Mbpsからスタートした「旧WiMAX」ですが、2015年2月12日より、13.3Mbpsにサービスが縮小されました。WiMAX2+はW05でLTE使用時708Mbpsまで速度が出ます。

この下り708Mbpsというのは、WiMAX 2+ と au 4G LTEが同時受信可能な「ハイスピードプラスエリアモード」に設定している場合のみで、更には、東名阪の一部エリア(東京都、神奈川県、愛知県、大阪府、京都府、兵庫県の一部エリア)のみとなります。

WiMAX 2+のみですと下り558Mbpsです。それでも「旧WiMAX」からして41倍も速いです。

通信制限

  • WiMAX:通信制限なし
  • WiMAX2+:3日間で10GB制限あり

WiMAX2+は速いので、断然こちらの方が良いとも言い切れないのが、通信制限があるからです。WiMAX2+は月間の通信制限はありませんが、3日間で10GB以上を利用すると通信制限がかかります。

WiMAXは、3日で10GBという縛りはなく無制限で利用が可能です。使い放題という観点ではWiMAXの方が有利ですが、速度が遅いので、WiMAX2+を3日で10GB以内に抑えて上手に使うのが最善です。

利用エリアの広さ

WiMAXとWiMAX2+は、対応エリアに違いがあります。

旧WiMAXは2009年にスタートしたので、WiMAX2+の電波がスタートした2013年当初はWiMAX2+の利用可能エリアはWiMAXより狭い状態にありました。

しかし、現在はWiMAX2+の発展に力を注いでいるため、対応エリアの逆転現象が起こっています。

関東地方北部のWiMAXエリア

関東地方北部のWiMAX2+エリア

現在では、WiMAXよりWiMAX2+の方が対応エリアが圧倒的に広いことが分かります。

更にWiMAX2+では、通信モードの切り替えで「4G/LTE通信モード」にも切り替えることができる性能が備わっています。WiMAX2+で電波が繋がらないエリアは、LTEに切り替えて繋げることができるので、有利です。

旧WiMAXは現在使えない?

WiMAXの電波は無制限で使えるという魅力があるものの、現在の端末はWiMAX2+しか使えなくなっています。

現在の通信モードは以下の2つのみです。

  • ハイスピード:WiMAX2+のみに接続
  • ハイスピードプラスエリア:WiMAX2+またはLTEに接続

WiMAXの端末には、このように「2つのモード」があり、それを自分で切り替えることが出来るようになっています。初期設定では、ハイスピードモードになっております。これはWiMAX2+のみ接続でギガ放題プランなら月間データ量は無制限で使えます。

ハイスピードプラスエリアのLTEは月間7GBまでの上限があります。

旧WiMAX回線が使えたのは2014年以前に発売されていたWiMAX端末で「ノーリミットモード」という、WiMAXの電波だけを利用してデータ通信を行うモードがありました。

しかし、2015年以降に発売されたWiMAX端末には「ノーリミットモード」が廃止されて現在の端末ではWiMAX回線を使えるモードそのものに切り替えすることができなくなっております。

現在は、WiMAX2+の方が広いエリアで利用できるので、WiMAX2+で利用できないエリアは旧WiMAXも対応していないため、旧WiMAXの出番はなくなっています。