クレードルとは?

「クレードル」とは、スタンド型の拡張機器を指します。WiMAX端末といった電子機器を卓上に設置するための台です。しかしタダの置き台ではありません。

クレードルはWiMAX端末の充電器でもあります。端末を置くだけで端末は充電されるので、外出の時に充電切れということもありません。

WiMAXは通常USBケーブルでつないで充電をしますが、クレードルに置いて充電できるということです。

クレードルは英語にすると「cradle」と書きます。意味は「(電話機の)受け台」「揺りかご」「小児用ベッド」といった意味です。ここでは「(電話機の)受け台」が一番近い意味となります。

何かを置いたりするものみたいな感じで受け取って良いでしょう。

スマートフォンの充電スタンドのようなものですが、それでもクレードルの役割は充電機能だけはありません。

クレードル本体に有線LANケーブルをつなげることにより、無線LANが内蔵されていないPCでもインターネット接続したりすることができます。

クレードルでできること

置くだけで充電ができる

WiMAX端末は、スマホのように、micro USBで充電が可能です。

外出時にWiMAXを持っていく場合、ルーターがきちんと充電されている必要がありますが、いざ外出しようとしたら、WiMAXの充電を忘れていたなんてこともあり得ます。

充電ケーブルに常にクレードルをつなげておき、家にいる時はクレードルに置く習慣をつけておけば、外出時には必ず充電満タンの状態で持ち出すことができます。

2つ目は、WiMAXルーターは自宅内のどこに置いたか分からなくなる場合があります。決まった場所にクレードルを置けば、どこにあるか分からなくなる心配がありません。

3つ目は、いちいち充電器の端子を差し込まなくても、置くだけで、クレードル上の端子に挿すと充電が行えるようになります。これは充電をする際に非常に便利です。

毎日充電をするときにUSBを抜き差しするよりも、クレードルに置くっていう方がスムーズです。

4つ目は、見た目的にもクレードルにセットした状態の方がスッキリとしていて、部屋のインテリアにも馴染みやすいです。

WiMAXで有線LAN接続ができる

クレードルを使えば、古い機種のデスクトップPCや無線非対応のノートPCでもWiMAXを利用できます。有線接続しかできないPCを使用する場合、WiMAXだけではインターネット接続ができません。

しかし、クレードルはLANポートを装備しているため、クレードルにWiMAXをセットし、クレードル本体のLANポートとPCのLANポートをLANケーブルでつなぐことにより、インターネット接続が可能です。

自宅で利用することが多い人、自宅のみで利用する方で有線LANケーブルで使いたいという人に最適です。

有線LANポートしかない機器をインターネットに接続して使う場合、一般的には光回線やADSLといった固定回線を使います。

しかし、固定回線は設置・移設・廃止時には都度工事の手間がかかるというデメリットも持ち合わせます。そこで固定回線の代わりとして、WiMAXルーター+クレードルのセットを使うことができるというわけです。

自宅にWi-Fi非対応の機器があるが、固定回線の工事をせずにインターネットに接続したい場合はクレードルが大活躍します。

固定回線と接続することで無線LANスポットになる

自宅でWiMAXとは別に光回線などの固定インターネット回線を利用していた場合には、無線ルーターの代わりとしてクレードルを無線LANアクセスポイントにすることができます。

自宅のフレッツ光、auひかりなどの固定回線のインターネット接続環境で、WiMAXルーターを置いたクレードルと固定回線を有線接続することで、無線LANルーター(アクセスポイント)の代わりにもなります。

その場合は、インターネット接続は固定回線で行い、WiMAXの通信量は使用しないので、WiMAXの通信量を消費せず速度制限になる心配もありません。

無線LANアクセスポイント化の方法

「固定回線からのLANケーブルをクレードルに差し込む」→「クレードルにWiMAXルーターの本体を置く」ことで、モードが「ルーターモード」から「APモード」に自動で切り替わり、無線LANアクセスポイントとなります。

ホテルで無線LANルーターとしても使える

ホテルにインターネット環境が整えられていて、壁に有線LAN端子を備えた場所であれば、 モバイルWi-FiのクレードルをLANケーブルで結ぶことによって、建物内のインターネット通信を使うことができます。

この場合、通信はSIMカードに依存しないので、月間データ通信量制限のあるWiMAXのデータ通信量を節約することができます。

また地方都市のビジネスホテルや旅館などの中には、有線LAN端子はあるものの無線LAN環境が整備されていないケースもあります。そういう場合も活躍します。

クレードルを使うメリット

無線機能が付いているパソコンに接続してもメリットがある

パソコンに無線機能が付いていたとしても、クレードルを有線LAN接続でパソコンに繋げば、インターネットをより快適に利用できます。

無線接続よりも有線接続の方が通信速度が速いです。それは、無線環境では途中で暗号化と解読を行っているため遅くなってているからです。

Wi-Fiの電波は、基本的にどんどん弱くなるので、この部分を有線LANケーブルに変えることで速くなります。

クレードルについているアンテナで無線の通信性能が向上する

拡張アンテナ機能が内蔵されているクレードルは、モバイルルーターよりも通信状態を安定させることができます。

アンテナが付いていることによって電波が強化され、通信エリアも最大40%広がります。

置く場所が決まって安定する

WiMAXルーターはアンテナが本体に内蔵されているので、本体の向きによって電波の受信感度が変わり通信速度が遅くなってしまう場合もあります。

ルーターを置いたクレードルを自宅の電波が届きやすい場所にセットしておけば、毎回向きを調整しなくても常に安定した速度で利用可能です。

またWiMAXルーターは、テーブルなどに平置きするよりもクレードルに置いて立てておいたほうが電波の掴みが良くなります。

通信が安定させる

モバイルWi-Fi自体は電波を掴んでいるが、パソコンとモバイルWi-Fiの間の接続が上手くいかずに通信が安定しないということはあります。

さまざまな電子機器や通信機器のような電波に干渉するものなど電波の障害となるものが室内に置かれていたりすると通信が安定しません。

無線とのやり取りが上手くいかない場合はWiMAX端末をセットしたクレードルとパソコンを有線LANで繋ぐことによって モバイルWi-Fiとパソコンの間の通信を安定させることができます。

WiMAXが繋がらないけど固定回線なら通信ができる時に役立つ

旅行などでホテルに行き、そのホテルでは有線LANしかなかった場合、通常なら無線LANがないので、スマホやタブレットはインターネット通信ができません。

しかし、クレードルがあれば、固定回線を有線でクレードルにつなぐことで、WiMAXの端末をWifiの親機にできます。つまり、クレードルを使えば有線LANを無線LANとして使えるということです。

そうすれば、有線LANだけでもスマホやタブレットも通信ができるようになります。

クレードルは必要?それとも不要?

必要な人の意見

  • 充電置き場が決まるので、どこにあるか一発で分かって便利
  • WiMAXを家でしか使わず、固定しておきたい
  • 整理整頓が好き
  • 有線接続が必要
  • 自宅で使う際は、常に使うとバッテリーが持たないので、充電スタンド(クレードル)に置きっぱなしで使えばバッテリーがなくなる心配がない
  • WiMAXルーターのディスプレイに時間が表示されているので、クレードルに挿して見やすい位置におけば、置き時計になる。

不要な人の意見

  • クレードルを使うといっても充電くらいで、他に使い道はない。充電だけならアダプタで十分
  • WiMAXは外出時しか使わず、出張や旅行先で無線LANルーターとして使う予定もない
  • クレードルは場所を取るし邪魔なので要らない
  • 余計なお金を使ってまで買いたくない

クレードル購入をおすすめしたい人

  • 自宅に光回線など固定のインターネット回線と契約がある
  • 無線LANルーターがないので、自宅をWiFiでインターネットに接続できる環境に変えたい
  • 無線LANに接続できない古い機器のパソコンなどを持っている方でインターネットに接続できず困っている
  • 出張先、旅先のホテルで有線LANしかなく不便だった。